Hope Of Children (児童養護施設)

Hope Of Children (HOC)は、1992年に仏教僧侶のムニー・ヴァンサヴェスにより児童養護施設としてノリア寺の中に開設されました。

2011年現在のタコック村に移転し、子どもたちの職業訓練施設を目指し、英語、日本語、PCなどの学びの場(HOC センター)を設置、2015年に職業の実践訓練とHOC運営のための収入の場であるCAFE HOCを市内に開設し、現在に至っています。

HOCの自立的な運営に向けて

HOCは、様々な方からの寄付やボランティア活動によるご支援を頂きながら運営をしています。
これらのご支援により、児童養護施設、HOCセンターが運営されていますが、一方で、HOC内の田畑の作物をカフェで調理してお客様に提供することで収入につなげています。
将来的には、カフェの売上げなどを徐々に拡大し、子どもたちが自分たちの力で運営できるようにすることができればと考えています。

子どもたちの社会進出の支援

子どもたちが、自信を持って社会に出ていくことができるよう、様々な支援をしています。
まず、一番の基本となるのが、生活スキルです。掃除、洗濯、料理などは、子どもたちがそれぞれ役割分担をして行なっています。
次に、英語、日本語、PCなどのスキルです。これらのスキルアップを担うのがHOCセンターです。子どもたちは学校が終わるとHOCセンターで勉強をしています。
ここで学んだことを活かして日本語検定などを取得する子ども、日本の学校でさらに勉強する子がいます。また、日本に技能実習生として技術を学びに行く子もいます。
次に、調理、お客様へのサービス、会計などの実務スキルです。これは、カフェが担っています。カフェには、カンボジア人だけでなく、日本人や欧米のお客様が来ます。様々な言葉が飛び交うカフェの中で、子どもたちはセンターで学んだ日本語や英語を使い、実践しています。また、子どもたちは、上記のようにHOCで日々料理をしておりこれをカフェで実践しています。

子どもたちには、これらの機会を最大限に活用し、スキルアップをし、自信を持って社会に出ていってほしいと願っています。

HOCの取組み

教育

子どもたちは、それぞれ学校に通っていますが、授業が終わると、HOCセンターで英語、日本語、PCのスキルなどを習得できるように学んでいます。そして、日本語検定の取得など、将来の道につながるように取り組んでいます。

職業訓練

カフェHOCは、児童養護施設の持続可能な運営資金を作るために設立されました。このカフェには、国内外からさまざまなお客様がいらっしゃいますので、語学や接客の実務訓練の場になっています。

有機農法

児童養護施設には、田畑があります。ここで採れる作物は、子どもたちの日々の食糧、カフェHOCのメニューの一部になります。子どもたちやお客様に身体に良いものを食べていただきたいという願いから、田畑の作物は、有機農法により作られています。

このサイトは、職業訓練の一環で、子どもたちによって運営されています。(サポート:NPOかけはし)