チョコノワプロジェクトのご報告

感謝状を受け取るNPOかけはしの富岡代表(中央)・坂本副代表(右)

チョコノワプロジェクトのご報告

チョコノワプロジェクトは、カンボジアの児童養護施設の子どもたちに絵を描いてもらい、その絵をパッケージにしたチョコレートを販売し、その売り上げを、産科フィスチュラ病院、児童養護施設に還元するというプロジェクトです。

産科フィスチュラ病院は、2019年に実際に訪問し、どのような活動をしているか確認をして来ました。そして、信頼できる団体と分かり、寄付先として選定しました。

取り組みの特徴

本取組では、児童養護施設の子どもたちが活躍すること。そして、その活躍が児童養護施設だけでなく、産科フィスチュラ病院に還元され患者を支援するという仕組みを実現しました。

特筆すべき点は、カンボジアの児童養護施設の子どもたちが、アフリカなどの国で問題となっている産科フィスチュラの支援に貢献できたことです。

児童養護施設の子どもたちが、支援を受けるだけでなく、自分たちが持っている力を、別の支援を必要とするところに向け、それが新たな支援につながることです。これは、あまり例のない取り組みと言えます。

国際協力の分野では、途上国に支援をし、ある程度自立できたら支援が終わるという形が一般的ですが、このような循環支援ができるということは、今後の国際協力の分野に新たな一歩を踏み出すきっかけになるのではないでしょうか。

HOCの子どもたちの絵を使った缶バッジ販売(NPOかけはし)

アフリカ女性に200万人
”産科フィスチュラ”

アフリカには、若年層の出産を含め、長時間出産や難産などにより産道に穴が開く [産科フィスチュラ] に苦しむ患者がおよそ200万人もいると言われています。彼女たちは医療機関の不足や金銭的な問題から、治療もされない劣悪な状態のまま地域で虐げられ、人として、女性として、生きる道を断たれているのです。

【協力】
NPOかけはし
DOLCE & SALTO